一言で言えばタスク管理、トピック管理、トーク管理です。
従来テキトーにこなしていたものを、上手くやれるようにするために「管理」するというパラダイムシフトがあります。
T 始まりで 3 つほど整理できたので、これを T-パラダイム(T-Paradigm)と名付けます。
以降では各パラダイムについて軽く取り上げます。背景と課題を述べた後、解決策としてパラダイムがどのように解決するかを記事とともに紹介します。
やること(タスク)を頭の中だけで制御する人は多いですが、限度があります。
まず特性によっては日常生活すらまともに行えなくなります。普段なら問題ない人でも、忙しくなると成立しなくなります。
たとえば抱え込みすぎてパンクしてしまいます。これらはたいてい、単にやり方が下手(というより知らない)だけです。
また、優秀な人でも「安易に会議を開催する」形で自身のタスク管理能力を棚上げすることがよくあります。
当サイトでは予定ドリブン(会議ドリブン)と呼んでいますが、予定に従うだけで成立するため非常にラクチンなのです。その代わり、会議が増えるのでしわ寄せの行く人が出てきますし、現代においても出社に頼らないといけない(or リモートでもオンライン会議ばかりしている)などという原始的な事態から脱せません。
このような課題を解決するには、自分が抱えるタスクを自分で上手く扱わねばならず、これをタスク管理と呼びます。
当サイトでもたまに扱います。
一番わかりやすいのはデイリータスクリストだと思います。
これを使いこなせるかどうかが、タスク管理の最低ラインです。これすらできない場合は、やる気がないか特性上適性がないかなので、相当頑張らねばなりません。
タスク管理の適性を知りたいなら「デイリータスクリスト」を見よう
議論、よりカジュアルに言えば「話し合い」というと、皆で集まって空気を読み合いながらやっていくものとのイメージが強いと思います。
もっと言えば、対面で集まって喋らないといけないとの制約があるとも言えます。当然会議も増えますし、拘束も多いので負担が大きいです。
また、口頭ではまとまった情報をじっくり扱えないので、浅い事柄を瞬発的に判断するゲームと化します。意思決定者やチームや一部プレイヤーが有能かどうかで決まるという、再現性のないあり方に終始しています。そして、それをコミュニケーションは大事だの、スピードが大事などと正当化します。好き嫌いや相性にも大きく依存するので、人材面でも非常に高コストになります。
この課題を解消するために、トピックという情報単位をつくって、これに各自が情報を持ち寄る形で議論を行う・意思決定をする、という考え方を採用します。トピック管理と呼びます。
たとえば、議論したいことが30個あったら、トピックを30個つくって、各自それらを眺めて読んで書き込めばいいわけです。
これなら、お互いの時間や場所を拘束せず非同期コミュニケーションの本質と必要性行うこともできます。
ただし、現実的なペースで進むためには各自がいつまでにどのトピックを見るのかといった管理を各自で行う必要があり、ここで 1: のタスク管理が必要になります。
理想を言えば、タスク管理の素養なしに済ませたいですが、まだこれを行えるキラーアプリやキラー組織モデルはありません。
そもそもメンタルモデルも追いついてないでしょう。たとえば「一日中、システムと向き合ってトピック上で議論するだけの日」に耐えられる人がどれだけいるでしょうか。
雑談などトークの営みは重要で、チームワークやマネジメントに欠かせない要素として注目されています。
しかしその実態は、仕事中についでにトークもするというもので、いいかげんで、かつ不可分です。
たとえば会議を減らしたくても、会議はトークを行う場でもあるので、「トークを減らすのか?」「それでも人間か?」となってしまい不発に終わります。
これに限らず、トークはあらゆる活動にひっついているので、あらゆるものを減らしづらいという厄介な状況となってしまっています。トピック管理の項でも述べましたが、≒一緒に過ごせる者を選定する、という気が遠くなるようなやり方に終始しがちです。
このような課題を解決するためには、トークという概念とちゃんと向き合う必要があります。
当サイトではトーク管理と名付けて整備を始めました。
たとえば、
といった考え方をします。これは「トーク」として「雑談」という概念にフォーカスし、会議などの活動から切り離して、独立して扱っています。
こうすると会議は会議、雑談は雑談、と別々に扱えるので融通が利きますし各々の改善もしやすいです。
ついでに書いておくと、トピック管理の項でメンタルモデルの話をしましたが、そこもトーク管理で解決できます。つまり、必要なコミュニケーションは、必要に応じて取り入れればいいのです。それをトーク管理として設計すれば良いのです。
たとえば毎日1時間確保しようとか、やりたい人は誰でもいつでも開始できるようにして誰でも集まれるようにしようとか、任意参加と全員参加のバランスはこのように設計しようなど、どうとでも設計できます。