設定より規約
- ツール利用者の負担を減らすための考え方の一つ
- 規約(特定の前提と用途に基づいた設定)を明示的に用意することを重視する
- これに従わない設定方法は想定しないか、抜け道を最小限だけ用意しておく
- 元はソフトウェア開発の用語
- メリデメ
- o 使いやすい
- ツールが示す規約に従うだけで良い
- 特に「設定が豊富すぎる」「汎用的すぎる」などの理由で使い道がわからない、といったことが起きない
- o 効果が高い
- ツールが期待する効果を(規約に沿って使うはずなので)確実に受けることができる
- x ツールが規約として提示するコンセプトから脱することができない
- 気に食わない場合、ツールを諦めるしかない
- ツールの規約 + 独自の使い方がしたい場合も、後者は諦めるしかない
- ツール側の制約が緩い場合、無理やり使うこともできる
- 規約無視
- 例
- TogglのClient(顧客属性)
- タスクにつけるカテゴリ系属性として「ある顧客がかかわっている、あるプロジェクト」を指定している
- 利用者はタスクを「顧客ありきのプロジェクト」という観点で分類する、と迷うことなく行動できる
- 逆を言えば、そうじゃない分類は行えないor苦戦する
- 抜け道がいくつかある
- タグを使って分類する
- 分類しない(分類系属性を使わない)
- 規約を無視する(Clientを親カテゴリ、Projectを子カテゴリとして使うなど)
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