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批判者(Criticizer、クリティサイザー)とは批判する役割を指します。

創造において批判は重要です。検証として有用ですし、批判的思考(クリティカル・シンキング)もよく知られています。

批判の仕方

必ず何らかの主張や根拠(批判の種=シーズ)を提示して、シーズによるとあなたのこれはおかしいですよ、との形で批判します。

シーズを用意できねばなりません。単に問うだけではダメです。ただ問うたりアラを探すだけならかんたんですし、建設的ではないからです。シーズがあるからこそ、シーズと比較する形で建設的になります。

なおシーズは持論でも構いませんが、きちんと言語化して伝えなくてはなりません。

批判者の目的は死角をなくすこと

「これ以上思いつかない!」「考え尽くした!」に至るために批判をします。

創造は難しいものであり、正解がないため「考え尽くした」に至るのがベストですが、ここまで至るのは困難を極めます。当サイトではフリー仕事術を紹介していますが、これも手段の話にすぎません。

そこで役割を工夫して、割り切って振る舞ってもらうことで盛り上げます。メンターやカウンセラーはまさにそうで、壁打ちに徹していますよね。他にも質問と回答のみに縛るやり方もあります(質疑応答)。

ここにもう一つ追加します、それが批判者です。「とにかく批判する」と割り切ってもらうのです。

緩衝材の必要性

ですが批判という行為はハードルが高いです:

ですので、これらを下げる緩衝材的な何かが要ります。いくつか例を挙げます。

生成AI

ChatGPT など対話型の生成AIが使えます。たとえば以下のようなプロンプトを使います。

以下の観点から批判して ・企業の事例から ・偉人や有名人の発言から ・理論体系から ・論文から

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形式的なロールプレイを設定する

たとえば「今から批判者の帽子を被ります」と宣言した上で、批判者を演じるイメージです。

さらに緩衝したければ、口調を変えてもいいでしょう。お嬢様言葉を使うようにするなど。

匿名にする

匿名は忌避されがちですが、緩衝材としては優れたやり方です。

私たちはコミュニケーション1.0を持ちがちですが、これがあると批判しづらいです。

匿名は、このメンタルモデルが通用しないやり方の一つです。つまり批判しづらいメンタルモデルから脱するやり方を使うのも有効ということです。

具体的な手段としては、チャットでもフォームでも何でもいいので、誰が書いたか記録されない手段を使って批判を行います。当サイトでもいくつか取り上げたことがあります:

匿名オープンフォーム

パーソナルフォーム ~ひとりひとりがマイフォームを持つ時代~

フォーマットを定める

余計な表現やノイズを減らすために、フォーマットを定めることもできます。以下に例を示します。

シーズ: シーズの主張: あなたの主張:

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このフォーマットだと、シーズがどう言っているかを書くことになるので、余計なノイズがありません。批判される側としても、批判者本人が言っているのではなく、シーズの元ネタが言っていることなのだと見え方になるので精神的に楽です。