ラピッド・コントリビューション(Rapid Contribution)とは、新人を早期に戦力として扱うという考え方です。特に、早期戦力化に必要なやり方の工夫を指します。
ラピッド・コントリビューションに役立つ視点を5つに整理します。
フィードバックとは「評価」であり、正解ありきのあり方ですが、そもそもその正解が最適とは限りません。
この記事は「若者」を対象にしていますが、正解のうち、特にやり方の部分は、若者の方がより良いものを知っています。なのに、こちら側が偉そうに評価しているのが実情なのです。
この恥ずかしい現実を改めて、アドバイス(助言)ベースで進めていくことを述べています。
DXの重要性が叫ばれているように、デジタルの力は非常に重要です。
当サイトでも強調しています。
紙よりもPC、ガラケーよりもスマホなどパラダイムシフトが起きて久しいですが、PCやスマホを使った「上手い仕事のやり方や考え方」は色々とあります。
Excelだとか、Teamsだとか、Googleカレンダーだとか、オンライン会議を使ってます、という程度ではないのです。
※それすらもできてない組織も実は珍しくないですが……。
その先がまだまだありますし、その先さえ知らないのは、それこそ「PC使ってません」「スマホ知りません」レベルで遅れています。だからこそDXという形で大々的に啓蒙されているのです。
さて、新人は、デジタルを知っていることが多いです。ならばデジタルなやり方が出来てないと、その実力も発揮できないですよね。逆を言えば、できていれば、すぐに順応してくれます。
逆に、新人側がデジタルを知らないという場合は、知らないと話にならないので、鍛える必要があります。
とはいえ、鍛えるのには時間がかかりますし、鍛えずに面倒を見る(IT介護)のはもっと大変なので、理想を言えば、最初から鍛えている人を採用したいところです。デジタルを知らない人はそれなりに多いので、上手く早く鍛える仕組みが出来ていると非常に強いです。
デジタルというと「全社的に導入する」と思われがちですが、単に各個人が自分の道具(デジタルな道具)を持てるようにするだけでも違います。
持てるようにするための全社的な変更が必要だと思いますが、それでも無理に統一する必要はないのです。たとえば、当サイトでは社員ウォレット(社員ひとりひとりの財布)という仕事術を提案しています。
現代はVUCA 改め VUCARD の時代であり、多様な情報、働き方、変化を前提とした立ち回りなど「融通の利くあり方」が要求されます。
私たちの水準も上がっているので、融通が利かない組織は選ばれません。選ばれないと良い人材が集まりませんし、育ちませんので苦しいままです。
経営者であれば搾取すれば成立はしますが、私たちの大部分は経営者ではありません。マネージャーとして、先輩として立ち回ることも多いはずです。
さて、仕事と言えば管理がつきものですが、この管理は必ずボトルネックになります。管理の度合いと融通の利かなさは比例します。
ですので、なるべく管理しない方が良いのです。
といっても、かんたんなことではないので、脱管理――管理をそもそもなくす、というくらい大胆な転換をします。
当サイトでも様々な仕事術を紹介しています。いくつかここでも紹介します。
「ゴール」と「やり方」という二軸がありますが、「ゴールは決まっているが、やり方は決まっていない」はバランスが良いです。
冒険的(クエスティブ)と名付けて整理しています。
自律的に動けない人のためにマネージャーがいます。あるいは、自律的に動けるチームではマネージャーを廃止することもあります。いずれにせよ「全員につける or つけない」の白黒になりがちです。
そうではなく、単に必要な人にはつけるし、要らない人にはつけない、と二通りを許容することもできます。これをハイブリッド・マネジメントと呼びます。
管理として長らく工業的なQCDS――品質、コスト、納期、スコープが神聖視されてきましたが、現代ではもう少し融通を利かせられます。
SSS(スキル、仕組み、標準)という形で整理しています。
脱管理と書きましたが、一方で、賢く管理した方がはかどるものもあります。併せて参考にしてください。
タスク管理。各個人が自分のタスクを管理するのもそうですし、チーム全体で上手く見える化するのもそうです。
トピック管理。
話題や議題(トピック)をちゃんと扱っていくことは、現代でもまだまだ開拓されていない領域です。実際、口頭やチャットやSNS程度では上手く扱えません。
しかし、上手く扱うための仕事術とツールはすでに揃っています。あとは活用するという段階です。
当サイトでは「トピック管理」と名付けて整理しています。
私たちひとりひとりは相当な情報を持っています。
もし、ひとりひとりがこれらをたくさん出せるとしたら、どうでしょうか。現状はおそらく言いたいことの1割も出せていないと思いますが、もっと出せるとしたら?
仕事はもっと上手くいくはずです。
このような考え方を、当サイトではブレイン・エリシット(頭から引き出す)と呼んで整理しています。
現代の最適解としてよく知られているのは「濃厚にやりとりできるチームを組むこと」です。
これは組織パラダイムとして知られています。ティール組織です。
幸いにも、現代では「一緒にやっていきたい」とする潮流も確認されています。
また、当サイトとしても、「会議」だけではない、もっと融通の利く過ごし方を提案しています。
コミュニケーションの注入(CI, Communication Injection)
と、このように必要なやり方と考え方は整いつつあります。高密度なあり方は、もう現実的に狙えるのです。